第73回日本栄養・食糧学会大会
静岡県立大学 食の取り組み
会頭挨拶

第 73 回日本栄養・食糧学会大会
会頭  合田 敏尚

静岡県立大学副学長、食品栄養科学部教授
 第73回日本栄養・食糧学会大会は、2019年 5月 17日(金)から19日(日)にかけての3日間、静岡市清水文化会館マリナートおよび静岡県立大学草薙キャンパスにおいて開催いたします。
 本大会の静岡における開催は、第60回(横越英彦会頭)以来13年ぶり2度目となります。この時期の静岡は、新茶の緑が見るものの目を和ませ、富士山を見上げる浜には桜えびの天日干しの赤が映えています。第1日目の会場は、清水港に面したJR清水駅直結の会場で、JR静岡駅から10分ほどの交通の便の良いところにあります。第2、3日目の静岡県立大学会場は、JRの静岡駅と清水駅の中間にあるJR草薙駅から日本平に向かって少し坂を上ったところにあり、キャンパスからは富士山を眺望できます。
 中部支部では、第73回大会実行委員会を組織し、皆様方にご満足いただける学術大会となるように、鋭意準備を進めております。大会では、特別講演、教育講演、シンポジウムおよびスポンサードシンポジウムを企画する予定です。大会の中心は会員の皆様の一般発表ですので、一般演題のセッションも充実させたいと考えております。多くの研究発表と活発な討論を期待しております。また、学生優秀発表賞の授与を引き続き今回も行うこととしておりますので、受賞の対象となる学生の皆様には奮ってご発表いただきたくお願いいたします。なお、本大会の発表は、一般演題も含めて全てPCプレゼンテーション形式とする予定です。
 2020年には東京オリンピックと歩調を合わせて東京で「栄養サミット」が開催され、2021年には、本学会を中核機関として東京で第22回国際栄養学会議(ICN 2021 Japan)が開催されます。これらの国際会議を通して、わが国における栄養と食糧に関する取組みは国際的に注目されることが予想されます。そこで、本大会においては、わが国における栄養科学ならびに食糧科学の先端的な学術成果を深く討議するとともに、現代の「食」をめぐる多様な課題の解決に向けた革新的な着想や取組みについても幅広く取り上げたいと考えております。大会への多くの会員の皆様のご参加を切にお願い申し上げます。